あさはかに、おのれをおいやる。
エルハンブルグの天使 (Feelコミックスファンタジー) [コミック]
あきさんの新刊！ 待ってた！ もう表紙からしてドキがむねむねですね！
あきさんのお話はわりと報われないものが多いけれど、その中でも群を抜いてもう救いとかいっこも考えてないっすよね！ってぐらい報われない話でした。あっネタバレがつんといきます。
長いよ！（おもに妄想が）
「優しい子だったのに、愛してやれなかった」この一連の台詞が刺さる。あいしてやれなかった。痛い。繊細で、でも繊細なだけではない、ゆるやかに泥をまとうあきさんの漫画が好きです。アルオスメンテは読後、はふーってなるんですが、これは、なんかこう、時間をおいてじわじわくるかんじだった。
で！！
どおーっでもいいことかもしれないんですけどおおおお、こう、こうね、じわじわきてじわじわあたま巡らせてるうちにですね、プリマ嬢と王とラルヴァン三人のね！関係にね！こう！萌えて！きて！しまったわけです！ （註※ここから二次思考）
プリマ嬢とラルヴァンは、ほんとに、恋情とかじゃなくて、同志というか同族みたいな気持ちで接してたんじゃないかなあとか、そんでそれは親しみあい混じった嫌悪と軽蔑、というか皮肉な気持ちというか、ふとひるがえれば憎しみにかわるような。王を間に挟んでこそともにあれるような。そういう複雑そうでいてシンプルな関係だったん……だと！！くっそ萌える！！（おまえ）
で、ラルヴァンの代筆もらった女子はみんなどうせ王に惚れるらしいじゃないですか、もしかしたらプリマ嬢もそうだったんじゃないのかなあとか考えると、疑われ疎まれ、そしておのれの軽卒さ（ラルヴァンを城から追い出したかたち） を思い起こさせるものとしてきっと遠ざけられたんだろうプリマ嬢の心情とかもう察して余り有るかんじです、けど、なんておろかなひと、って思いながら、もし、それでも、あいしてしまったなら。……萌える！！！（ゲスい）
蔑むように愛しながら、でもきっと、あなただけよ、なんて、プリマ嬢は言わない気がします。あなたを愛してるとか、好きだとか。もしラルヴァンとのことを聞かれても、否定はしても、マディスに愛を告げたりしない。わたくしはあなたの妻です。そうは言っても、うつくしく微笑んでも。……だと単にわたしが萌えるなっていうだk(ry
ラルヴァンが城を去ったとき、マディスは絶望的な顔で、泣いたのならいい。プリマ嬢の前で、おのれの愚かさを呪って。とかね。
……それだけです！えへ！オチはない！
あっ、それと文庫版ソラチルサクハナ読みました！ うあーもーリベザルほんっっっっと愛しいいー！！秋かあっこいいー！！歌さんキターッ！に尽きる。読み終わって二日くらい経っているのに興奮とときめきがおさまりません。ごろんごろんしてます。落ち着いたらそのうち叫びにくるかも。あーほんと高里さん好きだわー！ 薬屋読み返したくなってきたです。これきっと止まらなくなるからこらえる。
